化粧に関する資格で一番人気があるのは化粧品検定ではないでしょうか。実技がいらないこと、だれでも受けれること、認知度があがっていることが大きな要因だと思います。エステサロン、美容院、化粧品販売などをこれから始めようと思う人は自らのブランド力向上のためには魅力ある資格です。どうしたら合格できるか、そのノウハウをご紹介します。2018年1月7日更新
ポイントその1
公式テキストと問題集を買う
公式テキストは必ず買いましょう。すべての問題はこの中からでます。問題集から同じ問題かよく似た問題がでます。問題集も必ず買いましょう。
ポイントその2
化粧品検定2級は時間のない人はとらない
化粧品検定2級は化粧の基本なのでどうしても勉強しなくてはいけません。また女性の方はいつも化粧をしていればとても理解しやすい内容です。ですので2級はおそらく取りやすいと思います。しかし”コスメコンシェルジュ”の認定を受けるためには1級の合格が不可欠です。2級の内容は化粧の基礎知識です。しかし化粧品検定ですから、化粧品についての知識は1級で問われます。2級の内容はほとんど出ません。本来は2級を習得して1級に進むという前提で検定は設定されていますが、1級からの受験も可能です。時間のない人でどうしても認定が必要な女性の方は、2級は知っていることも多いので、直接1級から受験することをお勧めします。
ポイントその3
化粧品検定は過去問が公開されていない
若い女性に人気の資格に色彩検定があります。色彩検定1級よりも化粧品検定1級の方が難易度は低いです。しかし、化粧品検定は過去問が公開されていません。そのため、問題集だけでは不安です。合格ラインは100点満点で70点です。問題集は4択です。実際の試験も同じですが、問題集は問題の数が少ないので、とても不安でした。僕も問題集は難しくなさそうなのであんまり勉強していませんでした。しかしそれだけでは若い女性の方が合格するには少し危険です。また試験会場ではみなさんテキストを一生懸命熟読されていますが、テキストを読むだけの勉強は不十分です。
ポイントその4
高校の化学が嫌いな人にはつらい
若い女性の方で文系の方は化学をあまり勉強していません。しかし化粧品=化学薬品です。化粧品には薬の成分がたくさん含まれています。成分の名前とそのイメージが思い浮かぶことが大切です。たとえばグリセリンはとてもよく使われます。水と完全に混じりあいます。人体に悪影響は全くありません。化粧品の粘度を調節したり保湿の効果もあります。もう一つは化粧品の基本が石鹸です。石鹸は界面活性剤です。界面活性剤の特徴はまさしく化学の内容です。ですから”理系女子”の方は楽勝ですが、”文系女子”の方は時間をある程度かけて勉強しましょう。
ポイントその5
暗記用単語帳や暗記用ノートを作る
試験を受けた感想は正直、難しかったということです。確かに問題集から似たような問題も出ます。でも「正解はどっちだろう」とか「この問題わかんない」なんていう問題がたくさんあり、70点は無理だったかもと思いました。65点、ラッキーで70点というのが試験を受けた感想です。試験時間は60分です。問題数を覚えていませんが、1問1分ぐらいで解いたので、多分50問くらいでしょうか。そうすると間違てよいのは15問になります。実は問題が何問あるのかも覚えていないくらい焦りました。それだけ問題集にはない難しい問題があったということです。今回初めて試験を受けて合格したのはとてもラッキーでした。これから受験される方で1回で合格を目指す方は@テキストの赤字の語句の単語帳を作り、その内容を答えられるようにする、A成分の組み合わせができるようにする。たとえば化粧水を作ってくださいと問われたときに、「精製水、グリセリン、ヒアルロン酸ナトリウム、防腐剤(フェノキシエタノール)、保湿剤(1,3ブチレングリコールやソルビトール)」と必要な成分を自分で選択できるくらいにすらすら出てくるようにテキストから自分なりの暗記カードやノートを作りましょう。(テキストや試験の問題を公開することができませんのでこの化粧水の内容はテキストとは異なります)B2級からは1問か2問はでます。C問題集の問題は絶対に間違えないこと、これはラッキー問題です。取りこぼしは命取りです。Dどうしてもカードやノートを作る時間のない人はテキストを声をだして、隅から隅まで(欄外も含めて)最初から最後までの読む音読を5回繰り返しましょう。このとき斜め読みはダメです。組み合わせ問題に対応できません。
最後に
化粧品検定と似た検定に化粧品成分検定というのがあります。またその協会がサポートしている化粧品成分のデータベースは深く学びたい人(男性向き)には大変ためになるページです。参考にしてみてください。
化粧品成分データベース